陰ヨガ・陽ヨガって何？それぞれの違いや効果について解説！

ダイエットや健康促進、ストレス解消に「ヨガが役立つ」といわれており、女性を中心に人気が高いです。有名な女優さんのなかにも、ヨガを始めている方が結構多いと思います。しかし、何から始めたらいいのか、迷われる方が多いのではないでしょうか？そこで、人気のあるヨガの種類のうち「陰ヨガ」と「陽ヨガ」についてご紹介していきます。

陰ヨガの特徴と効果

■陰ヨガとは？

「陰ヨガ」とは、筋肉の緊張を緩和させ、深呼吸をしながらポーズをとり、３分～５分くらいの時間をかけて、ゆっくりと身体の奥深くをほぐしていくヨガのことを言います。

■陰ヨガの特徴

陰ヨガの特徴は、副交感神経を刺激し、体の深部まで働きかけ、柔軟性を向上させていくことを目的としたヨガです。陰ヨガでは副交感神経を刺激するため、できるだけ体の力を抜くことを目指しています。ヨガのポーズの形もシンプルなものが多いため、ヨガを始めたばかりの方や、高齢者にもおすすめだといわれています。

■陰ヨガの効果

陰ヨガには下記の効果があるといわれています。

・リラックス効果とストレス緩和
・体の柔軟性の改善
・血行や血流の促進
・疲労回復

これらの効果は、陰ヨガのポーズをとるときにストレッチ効果が働き、自律神経のなかの副交感神経を優位にするためだといわれています。

陽ヨガの特徴と効果

■陽ヨガとは？

「陽ヨガ」とは体を鍛えることに重きを置き、運動量を多くしたヨガといわれています。運動量を多くして発汗を促進することにより、爽快感が得られます。また、低負荷での筋力トーレイングの要素を含んでいるヨガです。

■陽ヨガの特徴

陽ヨガでは、運動量が高く、さまざまな姿勢からポーズを行い、比較的活発に体を動かすのが特徴といえます。一つのポーズを保つ時間も短く、呼吸のリズムに合わせて体を動かすのが特徴です。体を動かす時に使用する筋肉も、体の表面にある大きな筋肉ではなく、体の奥に位置するインナーマッスルという筋肉を使用しています。

■陽ヨガの効果

陽ヨガには、下記の効果があるといわれています。

・新陳代謝の促進
・発汗による老廃物の排出
・ポジティブ気分
・低負荷での筋力トレーニング

先ほども記載しましたが、陽ヨガは筋力トレーニングの要素も兼ね備えているため、運動量が多く、かなりの汗をかきます。陽ヨガをおこなうときには、水分補給も大切です。

陰ヨガと陽ヨガの違い

陰ヨガと陽ヨガの違いについて、解説していきたいとおもいます。ここまでの記事を読んでいただいて、ある程度はイメージできたのではないかと思います。そもそも「陰」と「陽」という言葉には、どのようなイメージがありますか？

陰陽は、もともと古代中国から渡ってきた陰陽思想に影響を受けています。陰陽思想とは、宇宙を構成しているすべての要素は、陰陽どちらかの性質を持っているというものであり、この陰陽のバランスを取ることが大切だといわれています。

ここまで紹介してきた陰ヨガと陽ヨガに繋げると、陰ヨガはできるだけ一つのポーズをゆっくりとり、体をリラックスさせることを目的としています。一方の陽ヨガは素早く体を動かし、エネルギーを多く消費させることを目的としています。陰陽思想と同じように、ヨガの陰と陽でもヨガのやり方や、特徴や効果に大きな違いがあるといえます。

ヨガには多くの種類がありますが、今回はそのうち「陰ヨガ」「陽ヨガ」について紹介してきました。それぞれのヨガに適しているのは、ヨガを実践する人の年齢や性格、普段の生活スタイルが影響してくるはずです。ストレス過多の人は、陰ヨガでストレスを減らすことが大切ですし、運動不足気味の方は、陽ヨガで運動量を確保し発汗を促進する必要があります。それぞれのヨガをバランスよく実践するのも一つの手かと思います。陰と陽のバランスを整えるアプローチが心身を健康な状態に保つうえで、非常に大切だといえます。最近では、ヨガに関するSNSや動画サイトでも投稿されているので、ヨガを初めてはじめる方でも、自宅でできる環境が整ってきているのではないかと思います。今回の記事を参考にしていただいて、ヨガに挑戦してみてください。