オンラインのヨガインストラクター養成レッスンを受ける利点とリスク
近年ではヨガスクールのレッスンを、オンラインで受けることが増えてきました。「ヨガインストラクター養成レッスンをオンラインで受けたいけど、対面で行うのとどう違うのだろう?」「補えないところはあるのか」と疑問に思う人もいるでしょう。そこでこの記事では、ヨガインストラクターのオンラインレッスンのメリットやリスクを解説します。
オンラインのヨガインストラクター養成レッスンを受けるメリット
オンラインでレッスンを受けるメリットには、以下のことが挙げられます。
■移動時間がなくなる。開始時間前にネットでつながっていればOK
スタジオまでの移動時間を考えると、オンラインで受けるのは便利です。開始時間が午前中からなので、通学では朝寝坊できません。しかし、オンラインならその心配は不要です。
■たくさんの荷物を抱えることもなく、着替える場所の心配もない
対面でのレッスンでは、テキスト、着替えをもって通学しなくてはなりません。スタジオによっては、ヨガマット、ブロック、ベルトを持参するところもあるでしょう。しかし、オンラインはパジャマからヨガの服装に着替えるだけです。準備にかかる時間も短縮できます。
■リラックスした状態で授業が受けられる
自分の家の中でのレッスンなので、できないポーズを教わる時でも気兼ねなくチャレンジできます。また、対面ではヨガマット上で受ける座学も、椅子に座りながら受けられます。忘れものもしないので、テキストを忘れて1日のレッスンを無駄にすることもありません。
オンラインのヨガインストラクター養成レッスンを受けるデメリット
オンラインでレッスンを受ける場合、以下のことがデメリットとして挙げられます。
■ネットの環境次第では受講中にネットが途切れ、レッスンの一部が受けられなくなる
自宅のネット環境が悪いと、レッスンの途中で遮断され見られなくなります。先生が大切なことをいっているのに落ちると、不都合を感じることになるでしょう。また、先生側のネット環境が悪いケースも想定できます。受講を開始する前に、自分のネット環境を整えておきましょう。スクールによっては事故をカバーするために、録画したレッスンを見返せるところもあるので、申し込みをする前に確認しておくと安心です。
■レッスンを受けるための環境つくり
対面での授業の場合ならまったく心配はありませんが、オンラインの場合はすべて画面越しでレッスンを受けるのです。自分のカメラをオンにして、なるべく全身が映るようにスクール側から指示されるでしょう。カメラと自分の距離が近いと全身が写せないので、見える範囲でしか先生のアドバイスはもらえません。家の中で受講する場所やwebカメラの設置などを検討する必要があります。
また、お互いにポーズの奥行きが読みづらいので、新しいポーズを教わる時は注意が必要です。スクールによってはそのような不都合を補うために、卒業後、もしくは受講中に対面でのレッスンを設けてくれるところもあります。講座を申し込む前に一度確認しておくといいですね。
ヨガインストラクターになる方法は他にどんなものがある?
オンライン以外にも、ヨガインストラクター養成講座は以下の方法で受講できます。
■オンライン講座を受けず対面で受講する
少人数で対面授業を実施するスクールもあります。自身のポーズをきちんと見てもらえる上、先生への質問もしやすいでしょう。ただし、実施開始日時、開催場所、期間などはある程度限定されてしまい、自分の都合のよい時間、曜日で実施されないこともあります。
■通信で講座を受ける
通信での講座にも複数の種類があります。自分の好きな時間帯に受講でき、料金も比較的安価なものが多いようです。また、資格が取れるのも嬉しい限りですが、資格の認知度はRYTに比べてあまり知られていません。そのため、先生からの指導が圧倒的に少ないので、間違った理解のまま進んでしまう危険性があることを覚えておいてください。
ヨガインストラクターのオンラインレッスンには、メリットとデメリット、両方の側面があります。どちらも理解したうえで、オンラインで受講するのかを検討するとよいでしょう。後悔のない選択をしてくださいね。