ヨガインストラクターになるのに資格は必要?資格がないとどうなる?
ヨガインストラクターに資格は必要なのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。資格があるインストラクターは、レッスンについての知識を学んでいるので、利用者にとって満足度の高いレッスンを提供できます。しかし、資格がないと自己流で覚えたことしか知らないので、教える範囲も狭く、間違った解釈で教えてしまうこともあるのです。
ヨガインストラクターの資格を取得するメリット
ヨガインストラクターの資格を取得することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
■レッスンの運営方法を学んでいる
教える生徒さんのレベルにばらつきがあっても、うまく調整して、自分のペースでレッスンを進められます。それに、バリエーションをもたせる勉強もしているので、自分がしたいことをレッスンに反映させられるでしょう。
■生徒へのアドバイスが適切
間違ったポーズを取っている生徒がいたら、それを正すことも教わっているので、生徒に対して適切なアドバイスができます。生徒からの悩みに対しても答えられるため、信頼してもらえるようになるでしょう。そして自分のレッスンを安心して受けてもらえます。
■ヨガについての学びを深めている
ヨガをする目的も学んでいるので、自分のことをメンテナンスするための知識もつきます。瞑想や呼吸法も学ぶので、ヨガポーズに限らず、呼吸法や瞑想を取り入れたレッスンも行えるでしょう。
ヨガの資格を取らない場合に考えられるデメリット
教え方がうまい人は資格がなくても、ある程度クラスを開講できます。しかし、以下のことで、つまずいてしまうかもしれません。
■生徒にケガをさせてしまう
柔軟性が高いポーズや難しいバランスポーズを教えるとき、間違ったことをすると、生徒にケガをさせる危険性もあります。
■レッスンの進め方を知らない
自己流で覚えている知識なので、始め方、終わり方の意味を知らないと、教え方によっては生徒が落ち着いてレッスンを受けられない可能性もあります。リラックスをテーマにしたクラスなのに、疲れさせてしまってはいけないですよね。
■生徒へのアドバイスもあいまい
根拠に欠ける学び方のままレッスンを開いていると、生徒が困っている理由を見つけだすことができないので、アドバイスもあいまいになってしまうでしょう。レッスンを受けに来てもらってきているに、がっかりさせることにもつながりかねません。
ヨガインストラクターとしての価値を高める資格の種類
ヨガインストラクターの資格なら、以下のものをおすすめします。ヨガは奥が深いものなので、自分のペースに合ったものを選んでください。
■全米ヨガアライアンス(RYT200)
資格の認知度が高く、ヨガの知識を広範囲に学べるRYT200がおすすめです。レッスンに活かせる要素をたくさん学べます。基礎的なことだけですが、ヨガレッスンをきちんと運営できる術を身につけられるでしょう。ただし、講座の金額は高く、受講期間も長めです。しかし、一度受けたら自分でもできる自信がつきます。
■インド政府公認ヨガ指導者育成講座
インド政府から公認されたスクールが教える講座です。ヨガ哲学、ハタヨガ、瞑想、ヨガセラピーなど、コースが独立しています。どのコースも1か月に1回開講され、一年かけて講座を勉強するようです。ただし、学べる学校が限られるのが難点といえるでしょう。
■ヨガ検定試験
主に、通信教育で受けられるものですが、級を取るための勉強なので、教わる観点が若干違っています。受講料は比較的安いですが、昇級しながら知識を高めていくので、その分費用と時間がかかるでしょう。
その他にも、沖ヨガ、アイアンガーヨガ、シヴァーナンダ・ヨーガなど、指導者への道もあります。しかし、長年の経験を積む必要があり、より深くその道を究めなければなりません。
自分のヨガ教室に期待してきてくれる生徒を後悔させることがないように、自分のレッスンの質を高めるには資格をとった方がよいでしょう。たとえ、インストラクターにならなかったとしても、この資格で学んだことは自分の生活のなかで役に立つものとなり、さらにヨガが好きになりますよ。