インストラクターがマタニティヨガ資格を取得する利点とは?
マタニティヨガは、妊娠している人や出産した人が行うヨガとして注目されています。通常のヨガ資格ではなく、マタニティヨガ専門の資格を取得することで、より幅広い方にヨガレッスンを提供できるでしょう。ここでは、マタニティヨガについてまとめておきます。資格を取得したいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもマタニティヨガとは?
マタニティヨガとはどのようなものなのでしょうか。マタニティヨガは、妊婦さんが無理なく身体を動かすことができ、妊娠中の身体を整えていくことができる運動です。心と身体のバランスを整えることで、元気な赤ちゃんを産めるようにすることにも役立ちます。マタニティヨガでは、どのような効果が期待できるのでしょうか。
■妊婦さんの不調を緩和できる
妊娠中は、肩こりや頭痛、便秘などさまざまな身体の不調が起こりやすいです。これらの不調があると、気分もしんどくなってしまいがちです。マタニティヨガでは、これらの身体の不調を緩和させて、気持ちも整えてくれる効果が期待できます。
■リラックス効果
妊娠中は、緊張状態が続きやすいです。お腹の赤ちゃんのことを考えて行動しなければいけないので、常に緊張して動きます。この緊張をほぐすことができるのがマタニティヨガです。リラックスすることで、眠りやすくなるという効果も期待できるでしょう。
■産後の回復を早めてくれる
出産は体力を使いますが、ヨガを行うことで出産後の回復を早めることにも役立ちます。
■運動不足解消
妊娠中は運動不足になりやすいです。適度に身体を動かすことはよいことなので、身体に無理のないマタニティヨガは、妊娠中の運動に最適です。体重が増えすぎてしまうことも防げるでしょう。
マタニティヨガ資格の種類
マタニティヨガ資格にはいくつか種類があります。代表的なものをご紹介します。
■全米ヨガアライアンス認定RPYT85
世界的なヨガ資格の団体によるマタニティヨガの資格です。産前・産後、産後の回復までどのようにして身体を整えていけばよいのかしっかりと学ぶことができます。ヨガに関することだけでなく、妊婦さんの身体のケア方法を学ぶことができるので、マタニティヨガインストラクターとして高いスキルが身に付くでしょう。
■国際ホリスティックセラピー協会認定マタニティヨガインストラクター
自然治癒力を高めて病気を予防できるようにさまざまな知識を学べる協会で、マタニティヨガでは、妊婦さんの身体と心のケアについてしっかり学べます。
■一般社団法人日本マタニティフィットネス協会認定インストラクター
産婦人科医監修の協会で、妊娠中の健康づくりや産後のケアについて学ぶことができます。医師が監修しているということもあり、安心して受けることができるプログラムといわれています。
インストラクターがマタニティヨガ資格を取得する利点
インストラクターがマタニティヨガ資格を取得する利点には、下記のようなことが挙げられます。
■インストラクターとしての活躍の場が広がる
ヨガインストラクターは大勢います。どのような場所で働くことができるかは、経験値やスキルで変わってくるといってもよいでしょう。できるだけ多くの資格を取得していたほうが活躍の場は広げやすくなります。
■スキルアップにつながる
新しい知識を身につけることでスキルアップにつながります。
■出産や育児で役立つ知識も身に付く
将来自分も出産したい、育児をしたいと考えている人は、マタニティヨガの資格を取得することで、これらの知識も学ぶことができます。
緩やかな動きで妊婦さんの負担軽減!マタニティヨガの効果とは?
妊娠を機に、腰痛や肩こりなど、以前はなかった体の不調を感じたことはありませんか?貴重なマタニティライフは、できるだけ心地よく過ごしたいですよね。そこでおすすめなのが、「マタニティヨガ」です。ここでは、マタニティヨガの効果や注意点をご紹介していきます。体の不調でお悩みの妊婦さんは、ぜひ参考にしてください。
マタニティヨガの効果
他のヨガよりゆったりとした動きをするマタニティヨガは、一体どのような効果があるのでしょうか。
妊娠中の体の不調の緩和
マタニティヨガの効果としてまず挙げられるのが、妊娠中の体の不調の緩和です。妊娠中は、腰痛や肩こり、頭痛などに悩まされる方が多いでしょう。お腹が圧迫されることで便秘になってしまったり、足がむくんでしまう方もいます。マタニティヨガでは、そんな妊婦さん特有の体の不調を緩和するためのポーズを多くとります。
出産するための体づくり
マタニティヨガで骨盤底筋という筋肉をストレッチすることで、出産時に赤ちゃんがスムーズに産道を降りてきやすくなるという効果もあります。また、マタニティヨガの呼吸法が、陣痛がきたときの呼吸に役立つこともあるでしょう。
出産・育児に向けた体力や筋力づくり
妊婦さんは、赤ちゃんを出産して終わりではありません。その後は育児という大仕事が待っています。そして出産も育児も、体力勝負です。産後は忙しく筋トレができるわけでもないので、妊娠中の今、出産と育児に耐えられる筋力をつけることが大切になってきます。マタニティヨガは、妊婦さんが体に筋力をつけるのに最適です。運動不足になりがちな妊娠中ですが、そんなときだからこそ、マタニティヨガで体力と筋力をつけましょう。
リラックス効果
マタニティヨガのみならず、ヨガ全般にいえる最大の魅力が、体を動かしながらリラックス効果を得られるということです。妊婦さんは、赤ちゃんを迎えることが楽しみな半面、育児をちゃんとできるのか不安に陥ってしまう方も多いでしょう。そんなときにマタニティヨガで体を動かすことで、自分の今の体と向き合い、リラックスすることができます。
マタニティヨガをやる上での注意点
マタニティヨガは、赤ちゃんに負担をかけないようにするヨガです。しかし、必ずしも妊娠してすぐにマタニティヨガのレッスンを受けてもいいというわけではありません。マタニティヨガのレッスンは、たいてい妊娠16週頃から受けることができるというヨガスタジオが多いです。
ただし、ヨガの呼吸法やゆったりとしたストレッチは妊娠初期からすることができ、妊娠初期から受けられるマタニティヨガのレッスンもあります。妊娠初期からマタニティヨガをしたいという方は、妊娠初期に合った内容のマタニティヨガが受けられるスタジオを探してみてください。
ここで注意点があります。それは妊娠初期でも、妊娠16週以降でも、必ず主治医の先生に許可をとるということです。実際に多くのヨガスタジオで、主治医の許可がレッスン受講の条件としています。赤ちゃんが元気なこと、妊婦さんの体調も順調なことを確認したうえで、マタニティヨガのレッスンに参加するようにしましょう。
マタニティヨガの効果や注意点をご紹介しました。妊娠すると、女性の体や心は驚くほど変化します。今までなかった不調を感じたり、心が不安定になってしまったり、自分の体なのに、どうしたらいいかわからないと悩む妊婦さんも多いでしょう。そんな妊婦さんはぜひ、マタニティヨガに挑戦してみてください。マタニティヨガを通して、体の不調が改善され、幸せな気持ちでマタニティライフを送れますように。