ヨガインストラクターの働き方は2通りある!それぞれのメリットを紹介
ヨガインストラクターとして仕事をしたいと思っている人にとっては、どのような働き方があるか気になりますよね。ヨガインストラクターには2通りの働き方があり、働き方によって仕事内容や仕事をする時間も変わってきます。それぞれにメリットがありますので、ヨガインストラクターの働き方の違いと、具体的な内容を紹介しましょう。
ヨガインストラクターの働き方
ヨガインストラクターの働き方には、大きく分けて正社員とフリーランスの2通りがあります。ヨガインストラクターとして働きたいと思った時は、自分に合った働き方を選べるでしょう。
正社員は、スタジオやフィットネスクラブに所属し、レッスン以外にも受け付けや電話対応、掃除、スタジオ管理、事務仕事など業務内容は多岐にわたります。一般の会社員と同じようにフルタイムで働くことになり、スタジオの営業時間に合わせて早番や遅番があります。
フリーランスは、自営業者として働くのです。主にスタジオやフィットネスクラブから業務委託という形でレッスン枠を担当したり、自ら場所を手配してヨガレッスンを開催して収入を得たりする働き方になります。フリーランスは安定した収入を得るまでは時間がかかりますが、自由度が高いことから人気です。
正社員かフリーランスかを選ぶ基準は待遇面、時間、経験の有無などで変わってきますので、それぞれのメリットを説明します。
正社員で働くメリット
正社員で働く大きなメリットは給料が安定することです。基本的には月給制で、給与額が決まっていることが多く、できる仕事が増えると給与額も上がります。社会保険の加入や有給があり、一般的な会社員と同じ位置付けとなるようです。雇用先が決まっているため社会的な信用にもつながり、産休や育休で一定期間休職した後でも仕事に復帰しやすいでしょう。
業務時間内にヨガインストラクターになるための資格を取得できる場合や、費用を会社が負担してくれる場合もあり、未経験からのスタートでもフォロー体制が整っています。フルタイムで働くため拘束時間は長いですが、レッスンを無料で受けられることが多いため、仕事の前後に自分のヨガ練習や健康管理を行えることもメリットです。
フリーランスで働くメリット
フリーランスで働く大きなメリットは、時間の融通がきくことです。基本的には自分の働きたい時間にレッスンを埋めていくイメージです。そのため、休日が取りやすく、自分のヨガの勉強に時間を費やすことができます。自分で調整すれば長期休暇もとることが可能です。
仕事の内容も、レッスンと前後の軽い掃除のみとシンプルです。自分の好きなレッスン内容ができることや、人間関係がライトということもメリットといえるでしょう。正社員と違い社会保険などはありませんが、経験を積むと正社員よりも1レッスンあたりの単価が高い傾向にあります。業務委託として働いている場合は、レッスンフィーの交渉をすることも可能です。
業務委託以外には、自分でスタジを借りてレッスンを開催する楽しさもあります。確定申告の際、自分が勉強のために受けたレッスン代や、仕事で使うウェア代を経費にすることもできるようです。フリーランスで働いているヨガインストラクターの中には、昼は別の仕事をして、夜だけ、週末だけヨガレッスンを教える人もいます。
それぞれにメリットがあり、時期によって働き方を変えることもでき、柔軟に選べるのがヨガインストラクターの魅力のひとつでもあります。未経験や産休・育休の取得、生活の安定の面では正社員にメリットがあり、自由な時間が欲しい人や会社に縛られたくない人、副業として働きたい人にはフリーランスの働き方が魅力的でしょう。いずれにしても、働きながら自分も健康になれるやりがいのある仕事です。どちらの働き方が合っているか迷った時は、それぞれのメリットを踏まえた上で、自分の希望や将来図を書き出してみてはいかがでしょうか。
ヨガインストラクター養成スクール卒業後の求人の種類
ヨガインストラクターの求人は比較的多く、一定のニーズのある職業です。養成スクールを卒業した後も様々な選択肢がありますが、大きく分けると正社員・派遣社員・アルバイトの3つになります。養成スクール卒業後にすぐ独立する方も中にはいますが、まずは社員・アルバイトとして働き、ヨガインストラクターの経験を積んでみましょう。
正社員のヨガインストラクターの特徴
まず挙げられるのが正社員です。最も人気が高い雇用形態で、給与はもちろん、福利厚生や待遇も優遇されています。特に給与は優遇されており、他のヨガインストラクターの雇用形態より高めに設定されています。安定性や給与を重視するなら、まず候補に入れるとよいでしょう。
主な仕事内容はレッスンですが、スタッフの育成やマネジメント、ヨガ教室の経営などに携わることもあります。場合によってはヨガ以外のスキルが求められますが、実績を積めばキャリアアップも難しくないのです。
しかしヨガインストラクターの正社員の求人は経験者を優遇している場合が珍しくありません。給与などの条件も経験が左右されるため、養成スクールを卒業して間もない方は注意が必要です。
一方で未経験者を優遇している求人もあります。募集自体は非常に少ないですが、一度探してみるとよいでしょう。後述しますが、今後正社員を目指す方は、正社員登用制度があるアルバイト求人を選ぶのもおすすめです。
派遣のヨガインストラクターの特徴
次に考えられるのが派遣です。様々な教室や施設を回ってヨガのレッスンを行います。一般的なヨガインストラクターは、教室に所属してレッスンを行いますが、派遣は主に出張レッスンをすることになります。
働き方は少し珍しいかもしれませんが、現在は様々なヨガインストラクター派遣サービスがあります。こうしたサービスへ登録し、他の仕事と掛け持ちしている方は少なくありません。単発の仕事がほとんどのため、都合が良い日に働くこともできます。
派遣は養成スクールを卒業して間もない方でも登録できるのが強みです。給与面は経験者に劣りますが、コツコツ仕事をこなしていけば、インストラクターとしての経験を積むことができます。自分の好きな時に働きたい方に適した働き方といえます。
ただし、お住まいの地域によっては派遣サービスがない可能性があります。都市部は問題ありませんが、逆に地方にお住まいの方は、まずサービスの有無を確認してみましょう。
アルバイト・パートのヨガインストラクターの特徴
そして最後がアルバイトやパートです。正社員ほど数は多くありませんが、アルバイトなどのヨガインストラクターを募集している教室もあります。なお仕事内容ですが、レッスンを担当する場合もあれば、他のインストラクターのサポートに回るなど、勤務先によって異なります。働き始めてから勘違いしないよう、事前に仕事内容を聞いておきましょう。
アルバイト・パートは時給制で週1~2日から働けるのがメリットといえます。正社員ほど待遇はよくありませんが、自分の好きなタイミングで働けるのは派遣と同じです。平日は他で働き、土日祝のみインストラクターをすることもできます。勤務先によっては正社員登用制度がありますのでステップアップも不可能ではありません。
その反面、アルバイトやパートの求人は限られています。募集そのものを目にする機会が少ないため、普段から求人サイトなどをこまめにチェックする必要があります。運良く見つけた時は早めに応募しましょう。
養成スクールを卒業して正社員を目指したり、派遣で働いたりなど、ヨガインストラクターは様々な働き方があります。いずれにしても、求人数は雇用形態によって異なりますので、まずは働き方を決めてから求人を探してみるとよいでしょう。